用意する物
- 三脚(プラスチック部品があるタイプはすぐに割れるのでなるべく丈夫なタイプが良い)
- カメラバック(密封できるタイプ)
- 五本指の手袋(付けたままカメラの操作ができるタイプ)
- レンズを拭く布とタオル
- あれば、レリーズ(リモコンは冬季は気温により作動が遅くなる場合があります)
- バッテリーの予備(コンパクトデジタルカメラは冬季は気温により作動時間が短い為)
コンパクトデジタルカメラの場合
- シャッタースピードが調節でき、ISO(感度)設定ができるタイプはオーロラを撮影することができます。
- それ以外のタイプはシーン設定により撮影ができるタイプもあります。
- 夜景モード、花火モード:オーロラの強さと機種により撮影可能。設定後特に触るところはありませんが被写体(明るい物体)がない場所ではシャッターが切れない機種が多い。
- 星空モード:シャッタースピードを少し調整できる。オーロラレベル4以上であれば撮影可能。ただ、シャッタースピードを60秒以上にする為撮影枚数は少なくなります。
- プログラムモード:シャッタースピードは調節できないがその他の設定ができる。ISO(感度)を6400以上にできるタイプはオーロラレベル4以上であればぼんやりと撮影可能。
- マニュアルモード:シャッタースピードやその他の設定ができる。*機種によりシャッタースピードとISO(感度)が連動しているタイプもある。このタイプは撮影できないので注意。
デジタル一眼レフ&ミラーレス
- マニュアルモードがあるタイプはオーロラ撮影が可能です。
- 1.マニュアルにモードを合わせる。
- 2.レンズの設定をMF(マニュアルフォーカス)にする。
- 3.レンズを最大広角にしてピント(フォーカス)を無限大に合わせる。*無限大マーク(∞)が見当たらない場合は明るい場所(室内など)で全体にピントを合わせる。
- 4.レンズのF値(明るさ)を最小値にする。
- 5.シャッタースピードを設定する。*4のF値により異なりますが15秒にするのが良い。
- 6.ISO(感度)を800以上に設定する。(機種により撮影後の画像粒子が異なる為、最初は800が良い)
- 7.オーロラ撮影後に画像を確認して微調整をする。(オーロラは天候と強さにより写り込みが異なりますので撮影後微調整が必要です)
- *撮影後の微調整はシャッタースピードを変えるだけでOKです。余裕があればISOも状況により変更して下さい。
フィルム一眼レフ
- ・基本の設定はデジタル一眼レフ&ミラーレスカメラと同じですが、画像の確認が出来ない為シャッタースピードを細かく変更しながら撮影すると良い。
- ・フィルムの交換は冬季は室内では出来ない為(フィルムが割れるので)別途屋外で交換できるカバーを用意するのをお勧めします。
- ・フィルムのISOは400から1600までを用意するのが良い。
撮影をスムーズにする為のポイント
- ・イエローナイフに来る前に暗闇でスムーズに設定する練習をしておくといざ、オーロラが出た際慌てることなく撮影に挑めます。
- ・カメラの部品は小さく無くす事が多い為(夜間の撮影の為)各部品に名前を書いて置くと良い。特にレンズキャップは無くし易いので事前に本体にパーツを購入して本体に繋げておく事をお勧めします。
注意事項
- *観賞地ではライトの長時間使用はお断りしています。(強い光は特に)ご自身でライトを持参する場合は光が強くないタイプにして下さい。
- *カメラを室内に入れる際はカメラバックに入れてから持ち込んで下さい。(気温差により結露する為)
- *夏季の場合は屋外で長時間放置すると水滴がカメラに付着しますのでふき取る為のタオルを持っていると安心です。
- *冬季の場合は屋外で長時間放置するとカメラが凍りつきますので撮影時のみバックから出して使用しない時はバックに入れて置くと良い。(バッテリーの保護にもなります)
- *カメラの取り違えが無いようにまた、盗難防止の為に長時間カメラから離れないようにして下さい。